従来より下の画像のようなヤマトや佐川急便、日本郵便などから不在で配達できませんでしたなどのフィッシングメールやSMSが多く使われていますが、最近SMBC系やりそななど銀行系の企業を装ったメールも増えている様子です。
三井住友カードからSMSが届いた
突然スマホのSMSで下のようなメッセージが届きました。
わかる人には一発で詐欺とわかるメール
発信の番号が＋４４と見慣れない番号、三井住友カードと称しているにもかかわらずリンクのアドレスが三井住友とかかわりがなさそうなアドレス。
そしてこの手のメッセージによくある不自然な日本語。させていただき。
この手のやつはいつまで経ってもわかりやすいヒントをくれています。
いつもならスルーするのですが、今回はあえてこのページを開いて確認してみました。
リンク先のページにアクセスしてみた
本来はアクセスするべきではないのですが、使用していないメイン環境から完全に切り離したスマホにてアクセスをしてみました。
まずトップページ
URLは相変わらずおかしいですが、ページの見た目はかなり本物寄り。
これは間違う人がいてもおかしくないと正直思いました。
ちなみにどのリンクをタップしてもトップページに戻ってきます。すべてダミーのリンクです。
右下に変な表示があります。タップすると中国語が表示されていました。
個人情報欄に入力をしてみた
トップページから適当な文字列を入力してログインボタンを押すと次のページへ進みました。
個人情報と会員情報を入力する欄が表示されます。
こちらもかなり精巧に作られています。
求められた情報は
・会員番号
・カード有効期限
・セキュリティコード
・生年月日
・カード名義人
・電話番号
・メールアドレス
・暗証番号
上記八項目です。この情報で悪さをしようと思うと十分な個人情報の量。
実際に絶対にありえないそれっぽい内容を入れて次へ進んでみました。
が、何を入れてもエラーメッセージが表示されてページを戻され進めませんでした。
情報だけ奪ってエラー表示
実際にページを見てみましたが、個人情報を抜き取れる箇所は
・トップページのログイン情報
・次の画面の個人情報
の2か所でした。
それぞれ次に進むボタンを押下した際に送信しているものと思われます。
もしくは特殊な加工をしてそうなページだったので
入力した内容をそのまま搾取していたりもするかもしれません。
いずれにせよこういったページにはアクセスしない、なにも入力しないが一番安全かと思います。
ちょっとおかしなSMSが届いてもスルーしましょう！
