6月11日の深夜にAppleの開発者向けイベントにてiOS18に関する情報が正式に発表された。
この発表会では他にもiPad向けの「iPadOS18」Mac向けの「mac OS Sequoia」VisionPro 向けの「visionOS2」などの 新OS発表に加えて生成AIの「Apple Intelligence」の発表も行われた。
iOS18の対応機種は?
気になるiOS18の対応機種は、iOS17に対応した機種であれば全ての機種で使用可能とのこと。
具体的には下記の機種
・iPhone 15
・iPhone 15 Plus
・iPhone 15 Pro
・iPhone 15 Pro Max
・iPhone 14
・iPhone 14 Plus
・iPhone 14 Pro
・iPhone 14 Pro Max
・iPhone 13
・iPhone 13 mini
・iPhone 13 Pro
・iPhone 13 Pro Max
・iPhone 12
・iPhone 12 mini
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone XS
・iPhone XS Max
・iPhone XR
・iPhone SE(第2世代)
・iPhone SE(第3世代)
2018年発売のiPhone XSやiPhone XRにも対応しており、サポートが続くため安心して使用することができる。
上記の機種を使用しているならiOS18へとアップグレードが可能。
iOS18の気になる新機能は?
ホーム画面のカスタマイズ
これまでのホーム画面は空きスペースが自動整列されて隙間なくアイコンが埋まる仕様だった。iOS18からは任意の空きスペースにアイコンやウィジェットを配置できるようになる。
コントロールセンターの一新
メディアの再生や接続関連の機能、スマートホームのコントロールなどがグループ化されたり新しいグループを作成できるようになり簡単に操作ができるようになる。コントロールセンターに対応したApple製以外のアプリもコントロールセンターに配置できるようになりユーザーの使いやすいようにカスタマイズできるよう進化。また、ロック画面下にあるコントロールも入れ替えられるように。
メッセージアプリのアップデート
Apple製デバイス同士のやり取りではiMessageでのやり取りとなり、iMessageでは単語やフレーズなどをダイナミックなアニメーションで表現する機能や太字・下線などの強調機能、作成したメッセージを後で送信するスケジュール機能など機能が拡充。
Apple製デバイス以外とのやり取りでは、これまでAppleが対応してこなかったRCS(リッチコミュニケーションサービス)の形式に対応。これまでテキストのみのショートメールだったものが長文のテキストや写真・動画といったメディアを使用してやり取りが可能になる。
衛星通信を利用したメッセージのやり取りにも対応すると発表があったが、現状の衛星通信SOS機能も日本は非対応となっており、この機能に関しても利用できない可能性が高い。
パスワードアプリの導入
これまでも設定から保存したパスワードなどを確認することはできましたが、新しくパスワードアプリを導入する模様。パスワードが漏洩した傾向があれば知らせてくれるほか、Wi-Fiのパスワードなどもここに集約できるそう。
新しいプライバシー機能
自分のiPhoneを他人に貸す際などに、任意のアプリをロックしたり非表示にしたりできるようになります。アプリをロックすればアプリ内のメッセージやメールなどのコンテンツ類も通知やシステム全体のその他の場所には表示されないようにできるようになる。
Apple Intelligenceについて
生成AIのApple Intelligenceに関してはSiriの機能などがパワーアップするそう。
しかし使用できる機種は限られており
・iPhone 15 Pro
・iPhone 15 Pro Max
現状対応していると発表があるiPhoneはこの2機種のみ。新しく発表されるであろうiPhone16シリーズでは全機種対応してくると予想できるが、廉価版との棲み分けでProシリーズのみ対応などの展開も予想できる。
ただどっちにしても当初は日本語は非対応となるため日本での使用は難しい。
iOS18はいつから使える?
例年通りであれば新型iPhoneの発売日の直前、9月の中旬ごろと予想できる。
新型iPhoneの発表とともに正式リリース日が発表されるのでそれまで気長に待つ必要がありそう。